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2色式熱画像計測システム Thermera / 補正不要

放射率の補正は、
いりません。

放射率は、材質・表面状態・温度・角度・距離で変わります。ふつうのサーモカメラはそれを設定しなければ 正しく測れない。2色法は、その設定そのものを不要にします。

補正不要 放射率を設定しない 2℃差 金属地肌と黒体塗布の実演 ガラス・煙越しでも計測可能 非接触 面で温度分布
金属地肌と黒体スプレー部の温度計測結果
自社での実演

放射率がまったく違う2か所が、2℃差で測れました。

ステンレス製の金属トレイの半分だけに黒体スプレーを塗布し、背面からバーナーで加熱。 金属地肌とスプレー部——放射率がまったく異なる2か所の温度を、2色法で同時に計測した結果です。

半分に黒体スプレーを塗布して加熱している様子
左半分=金属地肌、右半分=黒体スプレー有。背面からバーナーで加熱。
計測結果:金属地肌975℃、黒体スプレー有977℃
計測結果:金属地肌 975℃/黒体スプレー有 977℃。放射率の違いを補正せずに、同じ温度として算出。

※ 掲載の画像・数値は thermmera.co.jp の「放射率の異なる対象の温度計測」で紹介している自社実演のものです。

なぜ補正が要らないのか

比をとると、放射率が消える。

2色法(二色温度法)は、2つの波長の放射の強さの「比」から温度を求めます。 放射率は対象物の物質・表面形状・温度・波長で変わりますが、近接した2波長を選べば両者の放射率はほぼ等しくなり、 比の中では自動的にキャンセルされます。これが、放射率を知らなくても測れる理由です。

波長 → 対象物からの放射(温度で形が決まる) λ1 λ2 比をとる L(λ1) ÷ L(λ2) 2波長 温度 放射率 ε は比の中で打ち消される
2つの波長の放射の「比」を取る。両波長の放射率が等しければ、比の中では放射率が自動的にキャンセルされます。
選択する2波長は、温度カーブの立ち上がりのところ(近接した2波長)を使います。
01

放射率を知らなくていい

1色式(放射温度計・サーモビューワ)は、放射量から温度を出すために放射率の設定が必要です。2色式はその必要がありません。

02

表面状態が変わっても追従する

酸化スケールの付着や材質の違いで放射率が変わる現場でも、測定のたびに設定し直す必要がありません。

03

透過率の影響も受けない

物体と計測器の間にガラス・煙・水などがあっても、両波長の透過率が等しければ影響を受けません。

よくある誤解

「サーモグラフィーは放射率を入れるもの」という常識を外す。

放射率の設定必要なし(2波長の放射率が等しいことを利用)
酸化・スケールの影響表面状態で放射率が変わっても、設定し直す必要がない
ガラス・煙・水などの介在物両波長の透過率が等しければ、補正なしで計測できる
得られる情報点ではなく面(2次元)の温度分布。ムラを可視化できる

※ 前提として、近接した2波長の放射率がほぼ等しいこと、対象がおおむね灰色体として扱えることが必要です。 放射率が波長によって大きく異なる対象では、適用できない場合があります。個別の対象についてはご相談ください。

補正不要が効く場面

放射率が「分からない・変わる」現場ほど

溶融金属スラグ圧延(酸化スケール) 鋳造炉内火炎 観察窓越し異種金属の接合
放射率の高いスラグと低い溶融金属が同じ画面で計測できる例
溶融金属
火炎の温度分布

※ 1枚目は製品カタログ掲載の例:放射率の高いスラグと低い溶融金属が同じ画面にあっても、補正なしで計測できます。

選べるシステム

用途に合わせて、Thermera シリーズから

Thermera-Touch

ハンディ2色式サーモビューワ。持ち運んでその場で。1,000〜2,300℃。

Thermera-NIR3

高解像度リアルタイム計測。500℃以上の低温域から。

Thermera-InGas3/InGas2

InGaAs の2センサーで300℃から。波長域を選べる。

Thermera-seenU

900℃からの温度域に対応。カラー方式のシンプル構成で高解像度リアルタイム。

Thermera-EX

高速度カメラで撮影した画像から、高速現象を温度解析。

温度校正・サポート

開発・製造は国内。再温度校正も国内で対応します。

補正なしで測れることを、一度ご覧ください。

無償デモで、お手元の対象物の温度分布をご確認いただけます。